| +-- ★潰れたー --+ |
昔から、他力本願は嫌だった。 そして…親の七光りとか言われるのも嫌だった。
今の自分のこの地位、この立場は…己の力で築いたもの、それをそう思うのは… 自分の他には、片手で数えるほどしかいないだろう。
天才的頭脳を技術を誇る科学者であった父の、一人息子。 それが、真っ先に彼に付く接頭語のようなもの。
確かに、父は尊敬していたし、父の息子であることに誇りはある。 父と共にいたと言う周りの環境が、今の自分を作ったと言っても良いのかもしれない。しかし…
「…いや、そう考えるべきではないのだろうな」 「……?いきなり何言い出すんだよ?」
傍で問いかけられた声に、彼は顔を上げると…苦笑気味に漏らした。 「ああ、何でもない。ちょっと考えてたことが声に出たみたいだな」 そう言って、ざっと周りに視線を投げる。
視界には、少年と少女が一人ずつ。 二人とも同じ金色の髪に…真紅の瞳をしていた。
「…大丈夫ですか?少し、気が遠くにあるように見えましたけど…考え事でも?」 少女の方が心配そうな表情で彼の顔を覗き込む。
「つーか一体何考えてあんな言葉が出たのかオレは気になる」 少年は呆れたように肩をすくめながら…しかし表情は何処となく笑顔であった。
最初に出会った頃から、その気の強さは変わることはないのだけれど 彼は、少年と少女と…そしてこの場にはいないもう一人の少年を、弟や妹のように思って、今一緒にいる。
非情な者達に心と身体に深い傷を負わされた、少女。 目の前で大切な仲間を殺され、怒りに翻弄されていた少年。 仲間を守れず、たった一人だけ生き残ってしまった少年―――
自分が世間にどのように言われているか、それは分かっている。
しかし…
人ならぬ存在故に、ヒトとしての扱いを受けずにいた『彼ら』を守れたのは――― そう。確かに、『今の自分』が居るからこそ、ここまで守ってこれたのだ。
彼らの受けた苦痛に比べれば、自分がどう言われようとも関係ない。 侮辱でも嘲笑でも何でも良いのだ。自分がそう言われることは…彼らに比べれば痛くも痒くもない。
そう。
今、本当にそう思える。
人は、守るべきものを見つけたとき…それが、自分の何と引き換えにしても守りたいものになる、のだと。
何かいろいろ漁ってたら、小説のネタと思えるものを発掘したので…名前部分上手く削って載せてみた。 うはあ; オリジも早く続き書かないと…と言うか文章直さないと!(一応書いてる
ええ…やっぱり微体調不良が続いていたせいか、本日殆どぶっ倒れてました。つーか急に気温下がるし…。 メール便出しに行った後は殆ど寝てました。 微頭痛は相変わらず続いてましたので、結構ぐでぐでしてましたね…。
明日(つーか今日か)は日本戦がやるから早く帰れると良いなあ…。
今週も更新できなくて本当に申し訳ありません…; もういろいろと駄目です自分。やりたいことだけいっぱいいっぱいで…。
仕事が落ち着くのは…と言うか今後落ち着くことがあるのか甚だ疑問だけど。
…明日は何とか頑張ってきます、うん。
明日のサッカー見れるまでに帰ってこれるか、それだけが今は心配ですよ、うん; やっぱり直で見たいしね…。
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| 2006年06月11日(日) |
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