竹裡館の怠惰な日々...竹裡館住人

 

 

よされ踊りで♪ - 2003年07月15日(火)

ここんとこのご本

「津軽世去れ節」長部日出雄
「五体不満足」乙武洋匡

「津軽世去れ節」
思わず題名に惹かれて図書館で借りました(笑)。もう津軽とつけばなんでも良い(爆)。
そしたらこの長部日出雄という方は割と有名な津軽出身の文学者…って直木賞受賞じゃん!文学賞に興味がないとこんなところで恥を掻きます。
内容は「津軽世去れ節」「津軽じょんから節」「津軽十三蜆唄」ほか3編の短編集です。すべて津軽が舞台。方言イパーイでなんだかすごく嬉しい。しかも「世去れ節」は天才的かつ破滅型の唄うたいの話、「じょんから節」は三味線に熱中するあまりたびたび舞台で失神する(!)三味線弾きのお話。なんかね、もう津軽には「破滅型」と「じょっぱり」しか居ないのかっていう……。津軽の方ゴメナサイ。

しかし唄と三味線のお話は特に面白かったです。鬼気迫ってて。三味線なんか、HRのギターソロよりホットだと思いますた。

「五体不満足」乙武洋匡
隠れもない大ベストセラー。ベストセラーを敬遠する性癖のせいで今頃読みました。
やっぱり売れる物には売れる理由があるわけで、面白かったですこれは!
「20才にしてようやく自分が身体障害者であることを実感」って君(笑)。オトタケくんのご両親ってスゴイ。


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