竹裡館の怠惰な日々...竹裡館住人

 

 

まとめてご本。 - 2003年12月02日(火)

ここのところ、大好きな本のシリーズを再読(何度目だったかもう忘れましたが)しておりました。

ベルガリアード物語  デヴィッド・エディングス
 予言の守護者
 蛇神の女王
 龍神の高僧
 魔術師の城塞
 勝負の終り

そしてその続編。

マロリオン物語
 西方の守護者
 熊神教徒の逆襲
 マーゴスの王
 禁じられた呪文
 疫病帝国
 カランダの魔神
 メルセネの錬金術師
 ダーシヴァの魔女
 ケルの女予言者
 宿命の戦い

これはね、もうファンタジー好きでなくともぜひ読んで欲しい作品です。
筋立ては「農場の平凡なガリオン少年は、突如世界を救う旅に出ることになる。彼と旅の仲間たちは果たしてラスボスを倒せるか」という、指輪物語を見事に踏襲したとてもトラッドなものです。
が。
物語中の各国の設定、キャラクターたちの癖ありまくりの言動、泣かせ笑わせハラハラドキドキの大名作なのです。ファンタジーと素直に言っていいものかちと迷うくらいのキャラの生き方は絶品ですね。(自分推薦文書くのに向いてない(泣))

王様や王妃がたくさん出てくるのですが、みんな実になくて七癖(誤用)です。
世界観も、スパイが主要産業の国とかありまして(笑)…王妃の結婚祝いが上質のスパイ数人だったりするという。あと騎士道華やかだけどちょっと賢くない国とか、戦船大好きな野蛮人の国(どう見てもバイキング…)、お金に意地汚い国、堅実一直線な国などなど。
そしてキャラは皆その文化を体現しているわけです。

魔法の宝石や魔術師、女魔術師もばっちり登場ですが、これがまたスタンダードのようで外してる。そのはずし具合が実に良いのです。
わたくしの中で、魔術師ベルガラスは最高のじいさまキャラの一人ですね…亀仙人と肩を並べてます。
もう好きすぎてエディングスのサイト作りたいくらいですが、手を広げすぎるとヤヴァイので当分封印ですね…。

お読みでない方は、どうぞだまされたと思って読んでみて下さいませんか。


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