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2004年11月21日(日) 入院中の話

おはようございます、るるです。
ゆみなは昨日から、あゆと飲むために大阪にいっています。
「ケータイから読むからサボらないで書けよ」などと、とぼけたこと言ってましたが
あの二人が酒を飲んで、ケータイから日記を読むワケがありません。
どうせ、昨夜は飲んで笑って飲んでしゃべって飲んで泣いて飲んで歌ったにちがいありません。
酒と泪と男と女でしょうか。
いや、あゆの家族も一緒だったなら、
ケチとパン屋(バイト)と「やっぱり」と男と珍獣でしょうか。
さぁ、どれがどれかな?

そんなことはどうでもいいです。
おかげさまで、うちの腸男、退院いたしました。

あゆからは

「子供が入院したらそりゃあもんすごく心配だわな。
ほんと、お大事に。 」

と、優しいメールが届きました。
「もんすごく」って言われても、ねぇ。。
あ、でも、嬉しかったです。心配してくれてありがとう、あゆ。

で、ゆみなからもメールがきました。

「全然知らなかった。
いや、知ったところで別にお見舞いに行こうとか見舞金をあげようとかそんな気はないんだけどね。
でも、ひとこと言ってくれれば、代わりに屁を出すことくらいは出来たのに。
お大事にね。 」

どうですか。
「代わりに屁」って、どうですか。
考えただけでも黄疸が出そうです。

ま、そんなこともいいんです。
息子が入院しているときに、同じお部屋に5歳の男の子が入院してきたんですよ。
茶色の髪、彫りの深い顔、一目でガイジンとわかる、
それはそれはかわいい子でした。
お父さんもお母さんもガイジンで、日本語はお勉強中という感じでした。
その坊やは、日本の幼稚園に通ってるらしく、日本語ペラペラで
なつっこくて、ワタクシも絵本を読んであげたり
耳から入れたティッシュを鼻から出す手品を、性懲りもなくやってみせたりして
けっこう仲良くなりました。
うちの子の術後3日目ぐらいに、その坊やも手術をしました。
術後はナーバスだろうからと、それまでは開放していたカーテンを閉め
坊やのスペースとの間を仕切りました。
でも、声は聞こえます。
坊やのお父さん(リチャード)が、一生懸命に絵本を読んであげていました。

「 ア、プーサン!ア、プーサン!ア、プーサン!」

あのー、リチャード??そんなこと書いてないと思いますよ?
ま、話せても字を読むっていうのは難しいですからね。
プーサンの絵本をめくりながら、出てきたキャラクターをただ言ってるだけだったんでしょうね。
そのうち、リチャードは歌を歌い出しました。

「(ぞうさんの節で)プ〜〜さん、プ〜〜さん、
お〜はなが、









(さぁ、どーする、リチャード)









ミジカイッ!」




リチャード、正解です。
カーテンのこちら側で、顔を見合わせて笑いをこらえるワタクシと息子。
さらに、リチャードは続きます。

「し〜っぽも〜〜








ミジカイッ!」


正解です。
息子は傷口の痛みに堪えながら、しのび笑いです。
リチャードはまだ続きます。

「よ〜ふくも〜〜







ミジカイッ!」


これまた正解です。
赤いシャツはツンツルテンです。

気を良くしたのか、リチャードはあろうことか

「マ〜〜〜○ゲも



ミジカイッ!」

と歌ったのです。
○ンゲって、リチャード!!
ブラジル(たぶん)では、こんなに早くから性教育をするんでしょうか。
カーテンのこちら側では
息子の傷口が開く勢いでございます。

だいたい、プーさんにそんなものがあったとは!!
プーさんのVラインがミッキーマウスだったら、どうしましょう!
ワタクシがすっかり混乱して自分を見失っていると、
カーテンの向こうから、坊やがお父さんに言ってます。

「お父さん、これは、







マユゲっていうんだよ。」


「まーゆーげー? まーじーでー?」


リチャード!いいかげんにしてください!
うちの息子の傷口がパッカリ開いちゃいますよ!
ほんとに、変な日本語ばっかりおぼえて!

「もう、ヤメタ!読まないよ!」

リチャードは気も、ミジカイッ!のでした。
はっ!また毛の話になってしまいました。






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