ペパーミント・アップルミント
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2003年05月18日(日) |
大脱走(BGM:Uptwonは灯ともし頃 松任谷由実) |
昔々の、そのまた昔。 真面目一辺倒の私にも、若気の至り・・という出来事がありました。
今でもそのときの事が、夢に出てくるのです。
付き合いを反対されていた彼と、家族には内緒でこっそり付き合っていたころの事。
その日は祖母以外の家族は旅行に出かけていて、私は何かの行事があって旅行に参加できずお留守番。 千載一遇のチャ〜ンス、と前々から夜遊びの計画を練っていました。 他のカップルと二組で、夜通し高速を飛ばして神戸のポートピアランドに行こう!というプラン。
広島を深夜に出て神戸に行き、その日の夜に帰るという超無謀な計画も当時は若さゆえ可能に思えたのです。 新幹線ならまだしも、車だからねぇ〜。 すごいこと考えたものだわ。 いまなら絶対、しないな。
問題はただ一つ。 祖母にばれないように、どうやって家を抜け出すか。 当時健在だった祖母は、歳の割には目も耳もよく侮れない存在。
その日に限って遅くまでテレビもつけて、約束の時間は刻々と迫るのに一向に眠る気配なし。
計画では深い眠りに落ちた祖母に気づかれないように玄関のから、音をたてないようにそーっと出かけるはずだったのに。 玄関に一番近い部屋に陣取っているので、かすかな物音にも敏感に反応するはず。 約束の時間になっても、祖母の欠伸の声がする・・・。
心臓をバクバクさせながら、愛しい人の待つ場所へと一目散に駆けていきました。
未だに見る夢の中ではそのプーさん状態の時に、鬼のような顔をした祖母に「こら〜っ」と、見つかっちゃうんですよね。 余程、罪悪感が残っているのか、もう一度あのスリルを味わってみたいかのどちらかでしょうね。
あ〜、ホントに若かった・・・・。
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