ペパーミント・アップルミント
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2003年10月02日(木) テクマクマヤコン(BGM:不思議なピーチパイ 竹内まりや)

今日は友人と窯元巡り。
いや、巡ってはないなぁ。
窯元探訪の旅にでた。
(車で10分の…)

そういう趣味があるわけではなく、ただ家人にお使いを頼まれただけ。
東京にいる知人から、その窯元の湯飲みを一客買って欲しいと頼まれたらしい。
依頼人はいたくその窯元がお気に入りのようで、今年になって三回目の要請。

うちの家人も一客持っているけれど、どちらかといえば野暮ったく土臭い出来具合。
そんなに固執する理由は見当たらないような気がしていた。
私は見る目はない素人なので偉そうなことは言えないけれど、兎に角わたし好みではないし万人受けするとはとても思えない。

だから、「どうしてそのひとは、そんなに気に入ってるの?」と家人に聞いてみた。
家人は声をひそめて「実はこの湯飲みには不思議な力がある石が埋め込まれてるんだ」と真顔で言った。

「おひょひょひょひょ〜〜〜。そんなことあるわけないじゃん!」と切り替えしたかったけど、とてもそのような不埒なことを言える雰囲気ではなかったので、黙々と店の名前と場所をメモするだけに留めておいた。
無用な説教をかってでることもなかろう、と。

で、今朝友人とその店に行ってみたわけです。

まぁ、オーナーのしゃべること、しゃべること。
こちらが一言も質問していないのに、一時間語り続けた。
夫妻の話を要約すると、不思議な力を持つ石を砕いて陶土に混ぜ込んで焼いているらしい。
石の純度の?の高い器に入れて5年間経過した水は、不思議な力のお陰で全然腐臭がしないという。

「ホラ、これがその水。匂いを嗅いでみて。あ、でも飲まないでね」と水差しを渡された。
クンクンと、鼻を近づけてみる。
確かにヘンな臭いはしない。

「毎日水を入れ替えているんじゃないのぉ〜?」と思ったけれど、笑顔で「うわぁ!ホントだ!すごいですね〜」と取り繕っておく。
買うものを買ってさっさとずらからないと。






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本当もう、信じやすいんだから…。

店を後にして車中で「なんで買っちゃったの?」と聞いてみた。
「だってぇ、喉に当てると喘息も治るし血流もよくなるって。鼻に当てると鼻炎がとまるって。この石をつけておいた水をスプレーで頭に振りかけると、頭髪が薄くなったところから毛が生えてくるんだって♪」と、意気揚々。

それがホントなら医者もアデランスも、商売あがったりだよ…。


 
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