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2004年05月10日(月) ダン・シモンズ(BGM:悪魔の恋 サザン・オールスターズ)

久々に本を読み終えることが出来た。

読書っていうのは心に余裕がないと出来ないことだったのね…という事を、人生○十年歩んできて初めて身にしみました。

それだけこの一ヶ月余り、バタバタと毎日すごしてたことに気づきました。
その状況は今も変わりはないんだけど、なんといいましょうか諦めが付いたというか、腹をくくったというか…。

「あと十一ヶ月、会長すればいいだけだもんね〜」と、言い返すだけの開き直りですね、もう。

で、今回読んだのが鬼才!ダン・シモンズの「夜更けのエントロピー」と佐藤正午の「カップルズ」。

「カップルズ」の方は品のいいバーを連想させるような、ピリッとしたユーモアと世知辛い現実交じりの短編集。

「夜更けのエントロピー」は、怖いもの見たさの世界かなぁ〜。
読後感は決していいとはいえなくて、どちらかといえば「えげつない」世界に近いんだけど、ついもう一話読みたくなる短編集。
全く対照的な二冊でした。

「カップルズ」を後に読んでよかったぁ〜。






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その「エントロピー」の例が何件も出てくる、表題作は本当にお薦めです。


 
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