姉が茶道を始めた。
最近『ケイコとマナブ』をやたら読んでると思ったら、こういうことだったのか。
茶菓子が相当甘くて、お茶が相当苦いのには訳がある。 まず、やたら甘いお菓子で口の中を甘くしておき、最後にあの苦いお茶を飲むと調度いいという。 すべては後のお茶を引き立たせるためだ。
かくいう俺は、昔旅館に連れていかれ、お茶をだされたことがある。
その時俺は喉が渇いていて、まずお茶を飲んだ。
「うわっニガッ!!」
動揺して、何かないかとあわてて目の前のお菓子を食った。
ブバッ
あまりの甘さに吹き出してしまったんだ。
どうも順番を逆にすると全くダメらしい。
それは、ご飯だけ食った後にオカズを食ったような感じにも思えた。
例1 付き合う前にエッチをしてしまった。 例2 サイドを下ろさずにアクセル全開!! 例3 仙豆を食べてから瀕死の重傷に… 例4 先生をお母さんと呼んでしまった。
どうやら物事には順番があるらしい。
後の主役を引き立たせるために、先を見据えて行動する。 素晴らしいことじゃないか。
俺を含め、とかく今の日本人にその気持ちが忘れられているのではないか?と思われる。
今しか見ていない。 今しか見ていないから先に主役のお茶にとびつき、失敗して脇役の甘いお菓子を後から食べてしまう傾向にあると言える。
先を見据えて行動しておけば、後できっと役に立つ。 先に楽をしてからじゃ、もう辛い事は出来ないだろ?
そんな日本人の忘れてしまった心を、お茶は思い出させてくれたのではないのか?
なんてね。 お茶ということから適当に話を膨らませてみた。
LOVE思いつきっ!!
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