Don't kiss my tail

俺のしっぽ

2003年01月16日(木)  夢の中

夢の中で夢を見ているのがわかる時ってある?

今日の俺がそうだった。
夕方に2時間だけ空いた時間があったから、寝ることにしたんだ。
タイマーをかけて。

タイマーが鳴って起きたが、結局俺は二度寝をしてしまった。

そこで俺の潜在意識が
「なんとしても起きなくては!!」
って思ったけど、体の疲労がピークで起きれない。

そこで意識だけが先行してしまったんだ。

そうしたら、夢の中で現実と同じいつもの布団の中の俺がいた。
いつもと違うのは、ひどい耳鳴りとたくさんの声が頭の中で響いたことだ。

やたら重い体を少し動かし、携帯電話で時間を確認しようとしたが、携帯の電源が切れている。

体が動かない。

なんでだ?

ひょっとしてまだ俺は起きてないんじゃないのか?
わかった!!
これは夢だ!!
早く現実の世界に戻らなくては!!

たくさんの声が俺に話しかける。
「いいからお前は寝てろよ。」
「その体は俺が使う」
「ほんとは俺の体なんだぞ!!さっさと(体を使う)権利を俺によこせ!!」

中には女の声も混じっていたが、笑い声以外ほとんど何を言っているかわからなかった。

このままだとヤバイ!!
起きなくては!!

体が動かない…

そうだっ!!
声を出せばいいんだ。



声が出ない。
ノドに何かを詰められたような感覚だ。

何度も何度も何度も声を出そうとする。

笑い声に混じって
「いいから俺によこせよ。」
たくさんのヤツが俺に話しかける。

本当に恐くなり、力を振り絞って思いっきり声を出した。

「ヴぁ…」
少し出た。
もう一息だ!!

「ヴぁ…あああー!!!!」

自分の声でかろうじて起きることが出来た。

これらの事を鮮明に記憶していて、もしあの時起きれなかったら…
って考えたら、布団から出れなくなり、しばらく一人で震えていた。

ひどい耳鳴りと一緒に響いたあの声はなんだったんだ?

これは今日本当にあった話だ。


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