Don't kiss my tail

俺のしっぽ

2003年02月05日(水)  いのち

祖母亡くなりました。
電話が来た時にはあまり実感がなかったせいか、車で祖母の家に向かっている途中
「俺は大丈夫だけど、母ちゃんが泣き崩れてる姿は見たくないなぁ」
なんて言っていた。

祖母の家に着いて、
「おばあちゃんに会いに行く?」
と言われお婆ちゃんの部屋に案内された。
そこには冷たい布団で寝ているお婆ちゃんがいた。

俺のよく知っているお婆ちゃんだ。

お婆ちゃんの隣りに座った途端、涙が止まらなかった。
お婆ちゃんがどのようにして亡くなったか説明をしていたが、俺はただ下を向いて泣いていた。
背中をポンと叩かれたけど、そっとしておいて欲しかった。
お婆ちゃんの顔を覚えておきたくて、ずっと顔を見ていた。

生まれた頃から仏壇に飾ってあった写真。
何気なく見ていた写真に、俺のよく知っている人の写真が並ぶのはすごく変な感じだ。

生まれて消えてゆく命は一体どこへ向かうのだろう?


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