Don't kiss my tail

俺のしっぽ

2003年06月15日(日)  でんしゃ

本日名古屋で遊んだ後、地下鉄でアケミチの家に戻る途中の電車の中での話。

俺の斜め左に、ちょっと脳障害気味のおじさんがいたんだ。

電車が駅に着いた時、おっさんがでかい声で
「ふひまへ〜ん!!」
「ふひまへ〜ん!!」

と、でかい声で叫びだした。

周りの人は
「何この人?」
という目で見ている。

俺もその中の一人だった。

そこでアケミチがつかつかとおっさんに近寄って腕をつかんだ。

どうしたんだ?

「この駅で降りたいんですね?」

ニッコリと言った。

どうやらそのおっさんは体が少し不自由で、座席から出口のドアまでの距離が、一人で歩くにはたまらなく遠かったんだ。

みんなが変な目で見る中、アケミチだけがそれに気づき、おじさんを支えながら一緒にゆっくりと電車の出口まで連れてってあげたのだ。

ちょっとビックリした。

そのおっさんはニッコリして、喋るのも不自由な状態だったが一生懸命口を動かし話した。

「ありがとう、キミならどんなボランティアにも参加できるね。」

一瞬の出来事だったが、こういうことのすんなり出来る人間はカッコいいなと素直に思った。


 ←kako
 INDEX
 mirai→


baby [HOMEPAGE]

My追加