このままいって
自分はどうなるのだろう?
虚無感が俺を支配する。
別にむずかしく考えてるわけでも哲学的に考えてるわけでもない。 というより哲学の意味すらわかっていない。
ただ俺の前にある道が細く見えただけ。
明星は詠う。
『理想化する前にやるだけやろうよ 気持ちを表現しないと誰も解ってくれないよ 例え降りてこられなくなろうとも登ってしまおう うわべだけでは もう通用しない ひざが震える 十二歳 こっそり教室を抜け出した 二回ほど誰かに呼ばれた気がした 止まらない 座っている時間が無駄にしか思えなかった
恥かいたっていいんだ 泣くなよ 間違っていないんだから でも恐怖やウソっぽい言葉なんかに涙を拭うなよ 自分を嫌いになって終わっちゃうよ
夢は夢のままでいい もう馬鹿を見るのは懲り懲りだ 君はそう呟いた 憂鬱になんてなる前に その殻を突き破れ 恐怖心に映し出された物には影もできない くねくねした道しか見えていない君はまだ盲目 いつだって目的地へはまっすぐな道が続いている』
俺の目的地はどこだ?
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