こいものがたり
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2006年01月15日(日)
みて。




結局わたしはいい子ぶってしまった。
これで良かったのかどうかは分からない。
でも少しでも彼に届いていればそれだけでいい。






わたしには悩みはどうしてあげられるわけでもないし、
聞く勇気もないし聞こうとも思わないし、
でも少しでも
喜ぶ顔が見れたら
そう思って彼の好きなドーナツを買った。



だけど買ってバイトに行く途中苛々してきてしまって
結局渡す事はおろか
バイト中ほとんど喋らなかった。
やっぱり元気がないから、
あっちからも喋ってはこなかった。





でも、せっかく買ってきたんだから
バイトが終わってから『ドーナツ渡すの忘れた!』
ってメールを送った。
元気ないみたいだからあげようと思ったんだよ、と言ったら
元気ないわけじゃないよ、変な気使わせて悪かったね。
と返ってきた。






彼に必要とされない事がこんなにも辛いだなんて思わなかった。
男のタメにバランスを崩すなんてカッコ悪いから絶対嫌だった。
わたしはわたしの世界を確立して、
誰にも振り回されないわたしで居たかった。




でも全然ダメだ。
彼に置かれてる今の距離が、
わたしには辛くてしょうがない。
彼はわたしの事気にしてる場合じゃないんだろうけど。






だから気にしないように必死で誤魔化すしかない。
もうあんな胸が張り裂けそうな痛みは嫌なの。
わたしにとって大凶なんてあんな占い信じたくないよ。
救えるのはアナタだけ
どうかわたしを見てください。










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