ここエンピツ日記でもジーコの代表監督就任を不安に思われてる方が結構いらっしゃる。私だけじゃなかったのね、良かった。って全然良くないじゃん。 南米流のサッカーと言うのはまず個人の超絶的(大袈裟な)技巧ありけりでしょう。ブラジル人が持つテクニックは、日本人選手に「テクニックがある」と言うのとは訳が違うと思う。こう言っては何だが、あらゆる特性の中では、まぁまぁテクニックは見られる方かな、程度のモノではないか? 例えが難しいが、5段階評価でほとんど3なんだけど、テクニックとスピードは4もらえたよ、くらいの(それも80点の4じゃなくて70点の4かも)。 個の劣勢を跳ね返すが為の組織作りじゃなかったんかい。 いくらジーコ時代のブラジルが素晴らしい中盤四人をうまいこと使ってたからって、その周りだって世間並みの訳がない。オール5を取ってる集団の、中盤四人は平均点が97点という素晴らしさでしたよ、って話しじゃないの?
ジーコは日本に非常に近い存在のある意味切り札かもしれないけれど、使うんならもっと早くか、逆にあちこちで監督経験を積んでもらってから(うわ、何様な発言)じゃないか? 例えばフランス大会の前くらい(せめて2002に向けて)もっと早くに監督を引き受けてくれていれば、フレッシュな日本代表と共に突き進んで、お互いにいい刺激を与えあう事が出来たかもしれない。日本ももうちょっと早く『日本のサッカー』を世界にアピール出来たかもしれない。 もしくはこれから、日本は今まで目指して来た組織的サッカーの中で個人の力を向上させる方向に進み、ジーコもまずはクラブチームなどでの実績を積み、日本人選手の個々の能力が世界レベルで見劣りしなくなった頃に二つが融合すれば面白いかもしれない。 監督として未知数のジーコをなんで今使うかね。予選を戦わなきゃいけないのに。 なんかとんちんかんなんだよなー、さすが日本サッカー協会。こんな根性の悪い心配が杞憂に終わりますように。
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