2002年07月15日(月) |
宝塚トップはハローグッバイって・・続アエラの話題 |
「宝塚トップはハローグッバイ」てなんだかなぁ〜と読んでみたら。 ますますなんだかなあ。な気持ちに・・・ いろんなものを渡り蟹のように渡ってきてるので、お客さんの入りについての 考え方はわからないでもない。 宝塚でも必ずしも毎公演、満員御礼になるわけではないのだ。 私自身が熱心に通っているときに、周囲の異常に熱いファンたちを見ていて これでも満員にならないんだ〜と不思議な気持ちになるけど 2527席を1月以上、毎日、時には一日2回も満員にするには、常連さんだけではダメなんだということを見聞きして、なるほどねと納得。 宣伝しなくてもみんなが見たい!と思うような有名な作品。例えばベルバラとか今ならエリザベートとかならそんな心配はご無用ならしいんだけど 実際未だに私ベルバラみたことないしぃ〜。(笑) ということで修学旅行やツアーの団体さんなどのファン以外のお客さんも重要なんだなあ。それは今も昔も変わらない現実みたい。
そしてどんな企業も時代に合わせて、マイナーチェンジや大幅に変革していかないと生き残れないことも現実。 現代の若い女の子(あまり男の子が見に行きたい!と積極的な話きいたことないのでとりあえず女の子)があの世界に憧れて見に行くのか実際はどうなんだろう。 今はどうかしらないけど、一時少女漫画が売れないときいたことがある。 それは「少女」という枠からどうしても逃れられないので、少年マンガほどのバリエーションがなく、しかもそうした枠の夢を女の子たちが見られなくなっているという分析がなされていた。 実際、ステキな男性から見初められて、あるいは見初めてハッピイエンドまでの話ではもうやってられないだろう。 もちろんそんな小さい世界の少女漫画ばかりではないと知っていますが、やっぱりソレなしでは少女漫画でなくてもよいことにもなってしまう板挟みでもある。 宝塚が少女漫画だけとは言わない。しかし少女漫画とも密接な関係がないともいえない。 では少女漫画の枠外での舞台としてはどうかというと、似た系統であったOSKは解散するというし、ますますオンリーワンな気配は強まる。 しかし、他にもたくさんの選択肢がありすぎる。 今はセレクトの時代。歌でも映画でも選びきれないくらいたくさんの中から自分にあったものを選べる。 全ての国民が口ずさめる歌が年々少なくなるように、一般大衆の常識というのも薄く薄くなる。 そんな自分だけのブーム感が溢れ返る世界の中で常に選びつづけてもらうのは本当に並々ならぬ努力が必要なんではないかと思う。 実際、私も器用にサッカーや宝塚をきままに選んでいる。
あのアエラのインタビューは確かに私のような中途半端なファンにしても 「ん〜それをいっちゃあ〜」と鼻白んだ。 そしてあれは誰にたいして、何をいわんとしていっているのだろう。 その辺が中途半端なんだよね。 ショウビジネスの作り手ならもっと上手く見せて欲しいものです。
新しいものをこばまず、しかし古いものの良さも殺さないように・・ それが出来たら怖いものはないだろうと思う。 宝塚はこれからますます冒険をしていかないといけないのかもしれない。
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