メッセ相手Iと会ってきた。 最近メッセで冷たくされ、自棄になった部分もあった。
昨日の夕方に上京し、某駅で待ち合わせ、 Iが予約してくれたホテルに向かった。
ビジネスホテルにしては、広い部屋。 物珍しさに、あちこち見てまわっていた私にしびれを切らしたのか、 Iが後ろから抱きついてくる。 ゆっくり振り返り、何度もキスをして、 一緒にシャワーを浴び、急かされるように抱き合った。
夕食を外に行って食べた後、部屋に戻り、 照れくささもあって、別々のベッドに入ってテレビを見ていた。 冷え性の私は、だんだん足が冷たくなってきたので、 「…そっちに行っていい?」と聞くと、手招きしてくれた。
Iの体は温かい。人肌って心地良い。 お互いに触れ合っているうちにIは高ぶり、私はそれを受け入れる。 そんなことの、繰り返し。
熱くなりすぎたベッドは寝心地が悪く、 明け方、また別々になって眠りについた。
昼近くまで眠った後、チェックアウトして一緒にご飯を食べた。 午後からは仕事があると、そこで別れた。
Iとは、会うまでは「会いたい」という気持ちが強くなるけど、 会ってしまうと、段々と冷めていく。 Iのことを嫌いになるわけではない…嫌いなら、何度も会ったりはしない。
メッセの時は楽しく話すけど、それは、その場限りの会話。 会う時も同じ。その場限りの楽しみ。 彼に会った時のような、名残惜しいとか、 そういった後ろ髪を引かれる感情がおきないだけ。
多分、Iも同じ感覚で私と付き合っているのだと思う。 …体は満たされても、心は満たされきれない間柄。
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