2002年10月23日(水) |
3日の恩は3年忘れず。 |
夕飯を食べる時に、何気につけたテレビで、 盲導犬のパピーウォーカーをしていた人が、 手放した盲導犬と再会する話をやっていました。 (パピーウォーカーは、育てて送り出した犬とは、 2度と会ってはいけない決まりらしい)
離れた場所で、新しいパートナーと生活している犬に、 「もう自分のことを忘れてしまったんじゃないか」と不安を抱くおじさん。
でも、その犬はおじさんに気づくと一目散に駆け寄って、 全身で喜びを表して、顔を舐めまわしていました。 「会えて嬉しい」という喜びだけをぶつけて。
…ああ、泣けるぅ……
別れてしまっても、優しくしてもらった恩を決して忘れない。 時間や距離の隔たりを感じさせない、その素直さ。 そんな純粋な気持ちだから、見ていて泣けるんだろうな。
人間も、そんな風にできればいいのに。 頭に来ることがあっても、優しくされたことを思い出したり、 純粋な気持ちだけを伝え合えば、 ちょっとした言葉や感情の行き違いのイライラなんてものが、 世の中から無くなるのに。
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