*蒼天おぼえがき*


2009年07月15日(水) 振休。
日曜出勤分の振替休日を取得。
休日の勤務手当より、体力回復を選びました。。。


■読んだもの


『妖怪アパートの幽雅な日常(10)』(香月日輪/講談社)
そうきたかー!彼ららしい結末。そんな感じの最終巻でした。
前回9巻のラストがやや不穏な感じだったので、夕士と長谷の2人がどうなるかと思っていたのですが、そこはあの2人、乗り越え切ったということで。作者様のあとがきにあった「長谷家の優雅な人々」をぜひとも実現して欲しいものです。

愛の力は、もちろん大きい。だけど恨みや憎しみの力のほうが、増幅も凝固もはるかに速くて大きい。「それは、恨んだり憎んだりするほうが、許したり愛したりするより簡単だから」

深い。




『本を読む本』(M.J.アドラー、C.V.ドーレン、
[訳]外山滋比彦、槇未知子/講談社学術文庫)
勝間和代さんの『読書進化論』で紹介されていて、手にした本。
初級読書→点検読書→分析読書→シントピカル読書、という読書の最終レベルにいたるまでの方法を説明。書中では「積極的な読書」をすすめている。
言わんとしていることはなんとなくわかるのですが、言い回しが難しいというか、翻訳だから仕方ないのか、いまいちすっと頭に入らず、挫折しそうになること数回、なんとか最後まで読んでみた感じ。この本に従うなら、気合いを入れて再読(分析読書)するべきなのでしょうが、再読はギブアップ。
点検読書あたりまでは、義務教育の国語の授業を思い出しました。分析読書の第一段階(何についての本であるか見分ける)あたりまでは、自然と実践してきているのかなと。そもそも、分析読書をがっつり行うべき、作者が言う「良書」に巡り合っていない(というか手を伸ばしていない?)のかもしれない。





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