*蒼天おぼえがき*


2010年02月13日(土) 雪の中の講演会。
朝、カーテンを開いたら窓の外は・・・雪(!?)。
昨晩の天気予報では曇りだったはず・・・なんですか、この『雪国』のような展開は(トンネルを抜けるとそこはー)。そんな雪降る中、

辻村深月さんの講演会「フィクションの向こう側」へ行ってきました。

読んでみたいなとは思っていたのですが、正直に言いまして辻村さんの作品は『凍りのくじら」しか読んだことがなく・・・。私に辻村さんを進めてくれた人に連いて行く感じで参加。
『冷たい校舎の時は止まる』の投稿時のタイトルが”投身自殺”で、タイトルの付け方について編集さんから指導があったというエピソードで、作家と読者の距離が若干狭まったような。
『凍りのくじら』に出てくる彼にはイラっときたという作者さんのぶっちゃけコメントに、大いにうなずき(笑)、ちょっとほっと。
学生時代、何をしたらよくわからない人は”ガンダムを見るといいです!絶対、社会に出て役に立つから!!(世間話のネタになる)”というアドバイスは、一理も二理もあり(笑)。
(失礼ながら)予想していた以上におもしろい進行と構成。辻村さん、一度、社会人(勤め人)を経験されているということで(だけではないと思いますが)すーっとした筋のある考え方をされる方だなと。辻村さん自身も、すごく好感の持てる方で、未読作品を早く読んでみたい!という思いになった講演会でした。


■読んだもの

『つくも神さん、お茶ください』(畠中恵/新潮社)
畠中さんの初エッセイ集。大部分は一度雑誌などに掲載されたもの。
エッセイというのは生ものなんだな、作家さんでもエッセイが得意な人とそうでない人がいるんだなと思った一冊。印象に残ったものなど。
・物語が終わって始まる
『動物園の鳥』(坂木司/東京創元社)=一青窈の「もらい泣き」の一節を聞くと思いだされる登場人物達
・浮かぶのは星の降る夜
エンヤの「ペイント・ザ・スカイ 〜ザ・ベスト・オブ・エンヤ」流星群が来た夜に、花の咲き乱れた庭に立っているような気持になれる
・鬼平、白玉の思い出
黍糖
・さて、プチプチとは
プチプチの正式名称





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