うずまきのつぶやき-あれから6年たったよ
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12月19日木曜日に大統領選挙が行われます。 そのため学校、会社はお休み。いえい。
さて、今回の選挙は与党民主党のノ・ムヒョン候補と野党ハンナラ党のイ・フェチャン候補の戦いといわれているのだが、実は全部で7人の候補者がいた。選挙ポスターを見て初めてしったわ…。
メインであるノ・ムヒョン候補、イ・フェチャン候補の二人は政策、生い立ち全てにおいて面白いぐらいに相反しており、選挙戦は白熱。大接戦を繰り広げている。だから食堂でもどこでも、数人集まれば選挙の話。学生たちも興味があるらしく先日の授業では「どっちに投票するの?」と聞かれた。外国人は投票できないってば。
ここでちょっと韓国大統領選を楽しむためのポイントをいくつか。
与党民主党のノ・ムヒョン(盧武鉉)候補 20代30代に人気 → 支持率は高いが当選確率は低いらしい。 高卒。独学で司法試験に合格。 金大中大統領の「太陽政策」を引き継ぐことを表明。 首都移転計画。韓国の真ん中の大田(テジョン)広域市へ移動予定。 昔から「アメリカ軍撤退運動」などを行っていた。 ブタの貯金箱を配って、募金による政治資金集め(5000万円集まった)。 野党ハンナラ党のイ・フェチャン(李会昌)候補 40代50代に人気 → 支持率は低いが当選確率は高い。 ソウル大卒、韓国史上最年少で最高裁裁判長に。 「太陽政策」反対。北朝鮮には強い姿勢で行くことを表明。 ハンナラ党はもともと反日政党。 最近の反米デモに積極的に参加。 首相や大臣などの要職を歴任。
「太陽政策なんていって甘やかしているうちに、相手は核兵器を作ってしまった。もう『太陽政策』なんていっている場合じゃない。」という言葉には、テレビにむかって「マジョマジョ(ほんとほんと)」と同意してしまった。ちなみに北朝鮮は韓国人拉致問題に関しては未だに「そんな事実はない」という立場である(政府が認定している拉致被害者は約480人)。
ノ・ムヒョン候補の首都移転計画は面白いと思う。ソウルは韓国の全人口の三分の一が集中している人口過密地帯。全羅南道人(になってる…)にしてみたら、汽車で2,3時間でいける大田が首都のほうがいいな。でもイ・フェチャン候補が大統領にになったら南北関係に動きがでそうだし。
ちなみにここスンチョンでは首都移転計画に賛成する人が多い。統一した時のことを考えると、西南端のスンチョンはますます僻地化する恐れがあるからだとか…。だから少しでも自分たちの近くに首都があるほうがいい、ということらしいのだが、統一したら韓国の首都がそのまま統一国家の首都になると思ってるのがすごい。統一したら首都は平壌になるかもよ、なんて意地悪なことを考えちゃったりね。ぐふ。
韓国大統領選、日本の場合は「外国の大統領選」じゃすまない。大統領がかわれば政策も変わる。もちろん対日政策も。韓国に住む日本人として、気になるところである。
決戦は木曜日。どうなるのか楽しみ。
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