ハニワ在ル...はにわーる

 

 

無駄者の集いにて - 2002年05月30日(木)

今日は仕事帰りに特撮へ。
クアトロは適度につまってて、
後ろだと余裕もあって良い感じ。

なにしろエディのよく見える場所に。

このヒトのピアノを生で―10年来の夢叶う。
最初のソロだけで、もう来たかいがあった(;_;)

せせらぎからごうごうと迫る濁流まで、
このヒトが奏でる感情の河の、
流れの凄まじいこと。

まさに、河がまるごと飲み込んでいる生命のような
緊張感を湛えた音だと思う。


さて、そんなワタシの感傷を打ち破ったのは
やっぱりこのヒト、
オーケン!
剃りたてとおぼしきつるつる頭に
法衣(?袈裟の下に着てる黒い衣)の袖を
ブン回しながら…こンのナマグサ坊主がぁ(笑)

さらに、尺八がわりにリコーダーをピーピー吹いたり
金ピカのマラカスを頭と一緒に振ったり、
サービス満点だぁ!(笑)


そんなナマグサ坊主にしょっぱなから
『平日にライブに来るオマエらは社会に必要とされてない!』
とダメ人間の烙印を押されたり。


特撮は自称『パンク・チーム』だけど、
音楽的な卓越ぶりはとてもパンクのそれではなくて。

ギョウギョウシイ程ドラマティックな展開や、
ギミック的なリズムの豊富さは、
エディの超絶ピアノともあいまって
パンクと言うよりむしろB級プログレか!?の域。

いや、そういうことをあえてパンクチームでやるのが
特撮のパンク哲学!?

そう、それでその音楽性の鍵を握る
NARASAKIもタダ者じゃないなと。

以前のことは不勉強にして知らなんだが、
ステージングも魅力的だし、あの少年声も超個性的。
特撮が悪しき同窓会バンドに陥らないのは
ひとえにこのヒトのおかげなんじゃないか。

いや確かに、オーケンのMCときたら
「○○と問うならば!!」とか、
♪今日のお酒が飲めるのは♪とか、懐かしネタ満載だし。
「10代いるか?血迷ってんじゃねーよ」って(苦笑)
言われるくらい年齢層も高めだし。


でも、演奏と楽曲でしっかり現役としての
オトシマエをつける。カッコよすぎ。

だから「マタンゴ」も、「サンフランシスコ」も
そこだけ盛り上がって後が空しい…なんてことには
なってないのね。
(まぁサンフランシスコのピアノ聴いたら
泣き入りそうになったけどさぁ(笑))

というわけで
懐かしさ半分で観に行ったら
逆に新しさにヤラレたよ。

というわけでまた行きます。
次は前の方ではっちゃけるかな、
年甲斐もなく(苦笑)


…レポート的にまとめられなくてゴメンナサイ。




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