樹里ちゃん日記
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2003年03月05日(水) |
花組「エリザベート」(8) |
彩吹ルドルフ・・
私は、Cocktailでのゆみこちゃんの歌声がほとんど初めてのゆみこちゃん認識公演(?)だったが そのすばらしい歌声にまたもや、なんで私はこの「ゆみこちゃん」を知らなかったのだろうと深く反省をした。 相変わらず遅いと言えば遅いが、新鮮な驚きだった! 想像を超えた、繊細なルドルフだった。
ゆみこちゃんが公演の一回一回をひとつずつ、新しいものとして演じていきたいと言っていたように 毎回彩吹ルドルフは印象が違ったような気がする・・・ 今日はシシィママへの想いは強くて、結構泣きが入ってるって印象の日もあったし、 今日は、フランツパパへの怒りがすごいわ!とか・・・ 今日は、えらく革命に燃えている!とか・・・
普段の生活での樹里ちゃんとの関係がうまく?、仲良くなればなるほど、舞台ではその父子関係が激化していったのでは?と思ったりしていた。(笑) お茶会での、ゆみこ&樹里ちゃんのダブルキャストのルドルフ&フランツは二人の仲良さを証明した最たるパフォーマンスだった!! あんなに笑ったことはなかった? いやいや、樹里ちゃんのお茶会ではいつも笑ってるけど あの、物静かなゆみこちゃんがね・・あそこまでやっちゃって、ゆみこちゃん良かったの?だいじょうぶ?ってちょこっと心配はしてしまいました。
シシィとのデュエット場面でも嗚咽が、ホントに泣いているのかと思えるほどで 毎日、ルドルフとして15分間、短く、あつく、悲しく生き抜いていた。 こんな言葉しか浮かばないけど、「あっぱれ」だった。
始める前は、歌はうまいのは知っているけど、そのお芝居やダンス力はほとんど知らないから 春野トート閣下同様、たかをくくっていた・・ 初日、「彩吹ルドルフすごいね!」ってため息をついたら、「え?ゆみこちゃん、今日はすごい緊張してたよ!」って・・・ あれで、すごい緊張していたのなら、明日からはどうなるのか?って、またもやガーンって頭をなぐられたようで。 そして、そして彩吹ルドルフの、軍服白パンツの細さったらなくて、 孤独と戦い、愛に飢える息子の悲しみを伝えるのに十分なスタイルの美しさ(?)だった。 (その演技だけでももちろん十分だけど、やはり美しさは必要です!)
彩吹ルドルフと春野トート閣下、彩吹ルドルフと大鳥シシィのデュエットは今までのデュエットの中でも最高にすばらしいと思っている!! 銀橋でのトート閣下とのデュエットを終えて、カフェで歌う「ハプスブルグの〜決壊防ぐ為〜♪」がなぜかとっても好き! 男役さんとしての歌以前に、春野さんと同じで地声でもとっても「歌うまい!」方なんでしょうね♪
しかし、しかし、 ゆみこちゃんが樹里ちゃんのお茶会に現れてそのトークを聞いてしまってからは・・・ 「?」も反対にむくむくと私を、違う方向へ包み込み・・・ ま、樹里フランツもその舞台裏での姿を下級生達に「文と絵」や楽屋日記で暴露されるし、 お茶会では大小ルドルフとの素の父息子関係を告白してからは、 『・・・・?』の想いに捕まれそうになるのを、必死で逃げていた。
「エリザベート」は、私の「愛の聖域」なのに 樹里&彩吹父子たら、それにすっかり笑いの機関銃を打ち込んでくれちゃって 例の場面では、いつも「にや〜〜」とする怪しい人になってしまいましたよ、まったく・・・(涙&笑)
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