樹里ちゃん日記
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2004年07月26日(月) |
東京ファントム(2) その1、その2 |
〜その1〜
銀橋のデュエットの後のキャリエールは本当に幸せそうな笑顔をしていた。。。
父と信じていてくれたエリック、やっと父と名乗れた喜びと、やっと わが子として抱き合う喜び、、 さらにキャリエールの「父親」が強く押し出されていたように思います。
私は、夫とは、血はつながらないけど、 わが子とは血がつながっている。。。
私は父ではないが母なので、(当たり前だ!) この血のつながりの不思議さ、濃さは少しはわかっている、、
何も言わなくても、わが子の気持ちが手に取るようにわかる、、そんなことは結構、朝飯前だし、、 わが子のためになら、この体が引き裂かれようと構わないから、わが子を助けたいという気持ちも本能でわかる、、、
父親がどの段階で、この本能としての愛を身につけるのかはわからないが、 うちのティラーさん(だんなさん)にもこんな感覚はあるのは感じる。
親子の愛が、男女の愛を超えるのかどうかは、私にはわからない、、、 子供がいるから、あきらめる男女の愛は何度も聞くし、
子供より男女の愛が先行するカップルだっている、、 でも、、、 その愛を選んだとしても、 いつも心の奥に、心の中心に子供が居る、、、と信じる。
出来たらそんな愛を選んで、毎晩枕をぬらすのは絶対いやだと思うし、それをした後の自分を考えるととんでもなく落ち込んでいく、、 だから、何があってもそれはしたくないと、今は思っている。 。。。皆様の同意を求めていいですよね?
とかいって、 子供がすべてって人生もいやだ〜〜(笑) 相変わらずわがままGenmomではあります。。。
だからさ、 タカラジェンヌさん演じる「お役」に恋してるくらいは、 家族は大きな心で許すべきだよね!!(笑) 喜んで、「いってらっしゃい」と観劇に送り出してくれるべきだよね!!(笑)
〜その2〜
宝塚劇場の勢いのある「ファントム」もいいけど、 これだけ練りこんだ東京「ファントム」もいいですね♪
ムラのファントムもそのままかなり好きです。 ムラのキャリエールの、かなり大芝居がかかった台詞廻し(初日近くはかなりすごかった。)も私はとっても好きです。
東京では一幕の台詞がすごく淡々と進み、さらにナチュラルになってますので、印象が変わりました。 二幕の盛り上がりをさらに強調するから、それもありですね〜〜 どっちも、捨てようがないですが、 二幕を考えなかったら、一幕では、ムラのキャリエールが少しだけ好きです。。
東京を見てしまったあとでは、 ムラの二幕は、エリックもキャリエールも銀橋のデュエットにすべてをそそいでしまっていた感があるのです。
それほど、東京ではデュエット後の、二人の感情表現がより磨かれていたと言う感想です。 たかこさんは東京座談会の頃からも、すでにエリックになってしまっていたので(?)、作るとか作らないとか、役にはいっているとか、はいってないとかの段階で考えてはいけないんだろうと、思っております。
樹里ちゃんも、カルメンやデュシャンの時はそんなだったようですから、 (お茶会話から、、) 役者さんはそれでいいですかね??
そう、 最後のはなちゃんが花道に消えてしまうラストの変更について、、 私はもうどうでもいい!(どうでもいいって?〜〜汗) それは、たいしてこのファントムの仕上がりに関係ないようにすら思います。
はなちゃんの顔を見せて〜の歌と、もう一度会いたい〜の歌は、 さすが、はなちゃんだと思う。。。 これだけトップを張れる主演娘役はそうそういないと思う、、 あ、みどりちゃんがいた! でもキャラが違うしね〜
ドレミファソ・・・の時の「ふたり」や、顔を見せて歌の「ふたり」は、この「ふたり」の集大成ですね♪ この「ふたり」だからこそ作れる名場面となったと思います。
さすがのおさちゃん&ふうちゃんでもダメ、、、 他の主演コンビではどうしても考えられません。 このたかこさん&はなちゃんのコンビだからこそ(強調!!) だからこそ、この名場面です!!
同じようにたかこさん&樹里ちゃんだからこそのコンビだから、 あの銀橋の名場面です。 きっと、たかこさん&水君でも、たかこさん&タニちゃんでもダメだったのではないでしょうか? でも、研15の樹里ちゃんと研17のたかこさんだからでもあるのでしょう! カルメンの頃の樹里ちゃんでは、キャリエールは演じ切れなかったかもしれません。 この懐の大きさはなかったかと思うのです、、、 今この“旬”の、樹里ちゃんだからこそのキャリエールです!!
あの頃の樹里ちゃんのカルメンは今でも本能で(笑)、本当に好き!! それとはまったく違うキャリエールの今の樹里ちゃんの舞台も本当に好きです。 会えてよかった、キャリエール。。。 キャリエールに会わなかったら、宝塚ファンになった意味がなかった! キャリエールに会わせてもらえなかったら、樹里カルメンで落ちた意味がなかったと、もう一度言わせていただきたい!
そんなキャリエールを心から楽しんで舞台観劇して下さいませ。 皆様、、、それが、『樹里ファン』としての使命でございます!!!
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