KENの日記
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2002年01月05日(土) 2002年新年

明けましておめでとうございます。

スリランカの年末は、クリスマス12月25日だけが休みで、そのほかは土日のみが休みになります。したがって31日も正月も仕事です。ようやく今日5日が今年初の休みになりました。クリスマスは結構賑やかでした。職場のクリスチャンの人達が聖歌隊を組織して、暑い中野外でキリストの生誕を祝いました。31日は、午後6時(コロンボ)から紅白歌合戦を見つつ職場の日本人仲間で日本食レストランで注文したおせち料理を食べつつ忘年会です。ローカルの人のすごし方も賑やかな家族パーティとホテル等でのダンスパーティです。大晦日12時少し前から新年にかけて町中花火とクラッカーで騒然となりました。除夜の鐘などありません。宿舎(30F)から見ると壮観でした。朝まで賑やかな音楽が流れていました。

元旦は朝から各職場で新年を祝う催しがありました。アルコールはありません。ランプへの点灯と新年の挨拶とこちらの新年の食べ物(米の餅のようなもの、甘い菓子)を紅茶といっしょに順番にいただくのです。私は元旦も弁当を用意して行ったのですが、この日は色々な職場に呼ばれたので弁当を食べる余裕はありませんでした。こちらの女性の多くは日ごろからサリーを着ているので、新年だからといって改まった感じはありません。この正月は太陽暦ですが、このほかに旧暦の正月(仏教)、ヒンズー教、イスラム教の正月があります。旧暦の正月が一番の楽しみだそうです。

昨年暮れの総選挙で対話重視の新政権が誕生し、昨年クリスマスから戦闘行為は中断され、コロンボ市内のチェックポイントの多くが撤去されました。今年は内戦終結の次のステップが進められます。ノルウェー政府がかなり前から、紛争当事者間の仲介役を買って出ています。1月から紛争地域への制裁措置が解除されます。そして三月から対話が始まります。このまま順調に進むことを多分国民全員が祈ったことでしょう。なお、前政権の時(1994年)も最初は和平ムードが盛り上がり市内のチェックポイントが撤去されたそうですが、それも三ヶ月間だけだったそうで、爆弾テロが発生し、一挙にさらに深刻な対立の構図に戻ってしまったそうです。2002年私にとっても、この国にとっても非常に重いとしになりそうです。




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