| 2014年11月16日(日) |
「Georg Christian Schemelli」について |
バッハ宗教合唱曲集(CD10枚組)をネットで購入し、IPODに入れて少しずつ聞いていますが、10枚目のCDに「Schmelli Song Book」からキリスト誕生に関する歌が9曲が入っていました。比較的単純な音型で簡素な歌ですが「シュライアー&オジェー」が丹精に歌っていて非常に魅力的です。このこれまで知らなかった「Georg Christian Schemelli(以下シュメッリ)」について調べたので記録しておきます。収録曲は以下の通りです。
Uns ist ein Kindlein heut geborn BWV 414 Auf, auf die rechte Zeit ist hier BWV 440 Ermuntre dich, mein schwacher Geist BWV 454 Ihr Gestirn, ihr hohlen Lüfte BWV 366 & 476 Ich steh an deiner Krippen hier BWV 469 Ich freue mich in dir BWV 465 O Jesulein süß BWV 493 Beschränkt, ihr Weisen BWV 443 Gelobet seist Du, Jesu Christ BWV 314
シュメッリ(1678−1762)はバッハ(J.S.Bach1685−1750)と同時代の音楽家でり、教会で歌われていた「讃美歌」を954曲の歌詞を記録して「讃美歌曲集」として纏め出版しました。シュメッリがバッハの後妻のアンア・マグダレーナの出身地「Zeitz」の宮廷歌手を勤めていたとか、シュメッリの息子が聖トーマス教会付属学校でバッハの教えを受けていたとかの関係で、シュメッリはバッハと知り合ったようです。シュメッリがバッハより7歳年上です。
シュメッリの954曲の讃美歌の中で69曲には「旋律・BASSコード」が付されていて、その幾つかはバッハの作品だと言われているのだそうです。どの作品がバッハ手製のものであるか。部分的にバッハが手を加えているものもあるのでしょう。バッハ研究者の中でも見解が分かれていて、29曲がバッハ作とする研究者がいれば、24曲あるいは22曲だとする研究者もいるとのことです。最新の研究では3曲だけがバッハの作であるとする説が有力のようです。その3曲は以下だと日本語ウィキペディアでは解説しています。
「主よ、汝に向かいて」(Dir,dir,Jehovah) BWV452 「来れ、甘き死よ」(Komm,süsser Tod) BWV478 「われを忘れたもうことなかれ」(Vergiss mein nicht) BWV505
バッハ宗教合唱曲CD所収の「9曲」は最新の研究ではどれもバッハの作ではないことになります。しかしその9曲はシュメッリが旋律を整備して伴奏を付けたとすると、シュメッリさんも結構立派な作曲家だったのだと思われます。
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