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2002年06月22日(土)  療法

深夜11時半ごろ突然の電話で、昼のアルバイトに出ることが決まる。てっきり出勤は夜からと油断していたため、その時私の片手には既に杏露酒のウーロン割りが握られていた。

引き受けてしまったものは仕方ない。酔いが回ると眠くなるのでそしたら寝よう、それまでは、と呑み続けたのだが、一向に眠気が襲ってくる気配はなかった。普段なら一杯でバタンキューなのに。おかしいなぁ。

目は冴える一方。4時頃ムリヤリ布団に入っても効果ナシ。もういいや。風呂に入り、さっぱりほっこりしたところでようやく求めていたものがやってきた。気付けば朝の7時だった。



アルバイト先では普段どおりの仕事を昼も夜もこなすことが出来たが、3時から5時の休憩時間、昼食の後有線でラジオを聴きながら知らぬうちに眠っていた。夢現の中まくしたてる実況。嬉しそうで何よりだ、と見当違いの感想を抱きながら。窓から差し込む光が眩しかった。

睡眠不足のツケは帰ってきてから。日付の変わるころには耐え切れず枕に頭を預けた。長い長い一日が終わる。


気分転換。コントロールする振りをしていただけだった。まだまだ青い。動いて、話して、眠って。信頼と少しの緊張感の中で。それがいちばんのおくすり。

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