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2002年08月22日(木)  相互

8時間バスに乗って30分電車に乗って3時間バスに乗って、逢いたかった人たちの住む街に着いた。小雨がぱらついていたような気がするけどよく憶えていない。ああそうだ、車のワイパーが動いていたからきっと降っていた。

その前だったか後だったかに、たくさん魚が泳いでいる水槽の傍で肉を食べた。焼き加減、普通で。耳慣れない訛りで話すウェイターを、かなりぼーっとした頭で眺めていた。だって彼らが私に話したのは「No.4のお客様」くらいで、あとは自分で話したというよりは向かいの友人に通訳してもらってた感じだったから。主に、自分の言葉を。ゆっくりと、おなかいっぱい。

また来ることが出来て嬉しい。2度目の訪問は一人で向かったのだけれど、その分友人を独り占めしたような錯覚に陥っていた、気がする。勝手でお気楽で我儘な妄想を現実化。その勢いは止まらず、彼らの寝室にまでなだれこんだ。それでも二人は招いてくれたので、甘えた。疑問や躊躇を浮かべるヒマもなく、漫画を片手に眠気の波に乗った。体に残る昼間のバスの振動とリンク。

目次 手紙