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2003年07月10日(木)  囃子

雨の上がった夜道は確かに私の知っている夏の匂いがした。いろいろ覚悟していた割には、結局今年もこの街で夏を過ごすことになりそう。まだ予想だけど。
耳慣れたお囃子が聞こえてくると、隣の人が、もうすぐ祇園祭だね、と言った。私は、うんそうだね、と答えて、仕事のことを考えた。考えながら、この街に居たい気持ちが強くなっていることを感じていた。離れたくないのは、街だけじゃない。
まだ選択したくないなぁ、と思いながら、不確かな道のりをフラフラと歩いて帰った。蒸し暑い空気とシャツを、体に纏わりつけて。

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