2002年08月03日(土) 傷心




世の中、自分の思い通りにいく事は

どれほどあるのだろうか・・・


キミの行動一つでこれほど苦い思いをする俺

君の言葉一つで幸福を感じる俺


その行動がキミの思いやり、優しさだということを

よく知っているはずなのに

それが他人の為になされるのを見せられると


胃がしめつけられる

後頭部が重く感じる

体から力が抜けてしまう


自分に言い聞かせる

「何をそんなに気にしているんだ?」

「そんなに悪く考えるなよ?」

「お前、それじゃあ心の狭いちっぽけな奴だぞ?」


頭では分かっている

でも、体の内側ではそれを認めようとしない


俺の防衛本能が囁く

「止めちまえよ、合わないんだよ、あのコは」


そうかもしれない…


「関係ないだろ?お前には」


そうかもしれない…


「お前はあのコの事を好きでも何でもない

 向こうだってそうなんだよ

 いいじゃん?あのコが誰とどうなろうが関係ない」


それだけは認めたくないと本心で思う


それでもちっぽけな俺は苦しさに耐えかね

ちっぽけな抵抗をする


そっけない反応にあのコはどう思っただろうか


そうやって相手に気にかけてもらいたいんだろ?

本当にちっぽけな奴だ


また自己嫌悪に陥る


ああ、思い通りになることは一体どれ程あるのだろうか?


そうしたければ、そうなるよう努力すればいい


答えは分かっている

分かっているのだけどこの苦しさが弱さをよぶ


弱さが逃げ道を作り

逃げ道が溝を作る


距離がまた一つ・・・

壁がまた一つ・・・


ああ、ちっぽけな俺

今まで見たことの無い俺


俺はこんなものだったのか?


会えない時間がひどく永く感じる

届かない想いが身体を蝕んでいく





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