|
|
■■■
■■
■ 床フェチ
「ねえ、あなたどこから来たの?」 『……』 短い足にボンレスハムみたいな体の彼か彼女か知らないが、 床に転がって気持ちよさそうに背中をこすり付けている。
「ねえ、たぶん ここだと邪魔だと思うよ」 『……』 駅の改札入り口、人目を気にせず ごろごろ転がっている。 ツルツルの床は、気持ちいいらしい。
「迷ったんだったら駅員さんでも 呼んで来てあげようか?」 『……!』 赤いスカーフを巻いた犬(コーギー)は、慌てて逃げ出した。 そして 嬉しそうに隣の公園へ走っていった。
あの公園は、とっても大きいから車にはねられることもないだろう。 あたしは、無事に帰れることを祈る。
2003年05月30日(金)
|
|
|