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■ 彼女。
大好きだったのは。 彼女の凛とした目だった。 背筋のしゃんとした姿勢。 透き通った声。
彼女が創り出す世界が。 とてもとても好きだった。
二年前。 私は彼女の姿を見失って。 きっと。 ずっと。 見ることはできないのだ、と思った。 彼女の声を聞くたびに泣いた。
時に優しい。 時に激しい。 彼女の唄。
私は彼女の声を。 再び聞いた。
おかえりなさい。
彼女は。 大好きな唄を。 大好きな人たちに向け。 大好きな大地のために歌っていた。
おかえりなさい。 ありがとう。
2003年12月29日(月)
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