|
Kyoto Sanga Sketch Book DiaryINDEX|past|will
追記。 カズ? いや、キングをあの2人と並べては失礼。。 野口さん? まぁ、いい人ってか、和み系だしねぇ・・・。 松井君? まだヒヨコ。あと5年はかかるかな・・・。 不吉な13番の背番号がラインに立った。ルックスの問題でない。立場的に彼しかない。 息を吸った。「あつたぁ!」 「しげぇ!」「あつたぁ!!」 「たかしぃ!」「あつたぁ!!」 回りのメインのサンガファン達も熱田の名を叫び出す。 「あつたー!」「あつたー!」 チーム生え抜きの13番が、今声援を受けてピッチ目掛けて走り出した。 女の戦いは、その後もメイン席で続いた。 ・・・熱田サポとしてのデビューはこの日。もう、あんな日は来ないかもしれない。 1999年。 国士館の10番として鳴り物入りでサンガに入団。 前年JFL(当時J2がなかった為、日本�癸欧離蝓璽亜砲離�ールスターで、 学生の身分でMVP獲った選手。 当時の雑誌でのサッカーゲーム的な分析では 「テク・攻撃力・スタミナ・・・」ほぼ全てAクラス評価なのに 「精神力」のみCクラス。 それについて本人の殊勝なコメントが載っていました。。笑えました。 一年目。 14試合1得点。新人として翌年に繋げる結果。 しかし二年目。 彼は加茂監督の構想外でした。つまりトップ下のバックアップ要員。 (国分キャンプでトップ組においては期待の補強松川のサブ、サテ組でも期待の新人松井のサブ・・・露骨。) そしてサンガは低迷。1stで2勝しかできなかった。 でも、その「2勝」はいずれも熱田の「数少ない出場試合」。 得点への意欲がラストパスに繋がり、零れ球への反応がゴールを生む。 彼が出れば強引にサンガが勝ってしまう。 なのに・・・、 そんな時でも彼は途中で降ろされる。 手袋やペットボトルを投げ捨て、失意の彼は去って行く。 そして次の試合には彼の姿はない。そしてチームは負ける。 (これでは勝利を求めるサポーター達に熱田待望論が出ても仕方がない) 出場機会を与えられず、1人でFKの練習を黙々としている、 練習メニューを独自に組んでやっている、と友達から聞いた。 (彼が腐らないか、とファンは心配した。もう精神力のランクの問題ではない) しかし、翌年J2開幕前の国分キャンプ。 なんと、攻撃的なトップ下から右サイドに抜擢された熱田がいた。 恐ろしいものを見て、次の瞬間唖然となった。 そして迎えた開幕戦。 ついにスタメンの右サイドに新8番の姿があった。 FKで智星(韓国)とピオ(ポーランド)を集める。 何やら国家代表&元代表の外人2人に指示を始め(使用言語は不明)、 そして・・・結局自分で蹴る(笑)。 この年は彼の年でもあった。 サンガの得点は熱田の右からのクロスから量産された。 駆け上った熱田に中盤から渡される球、ワンタッチでスピーディ、 それがマシンガンのように、次々と黒部や優作の頭に足に合わせられる。 時には最後尾まで下がって京都のゴールを守る。その度に鳥肌が。 松川とのワンツゥーでの速攻!中に入ってシュートを打つ!零れ球を打つ! しかし、その影にいわゆる「なんちゃって」クロスも数多。 (本来集中に波があるのに、意識だけは常に前向きですから・・・(笑)) そのギャップにまたファンは湧いた。 競技場に行けば、審判に猛スピードで駆け寄り抗議する彼が見れた。 テレビでは主審にメンチを切るその姿がアップになった。 もはや西京極は彼の世界!アウェイであっても彼の世界! そう。奴はかっこよかった(遠い目)。 男というのはチームの為でなく、 自分の為に戦う時が一番美しいから。。 だから決して「熱田君ふぁいとぉ〜!は〜と!」なんて横断幕があっても、 一瞥もしないはず。。はずだ。。 「ギャル幕?若い娘が作ったと勘違いして喜びそう。」 「・・・・労力がもったいない気がして来た。」 「帝王!帝王!」とアウェイゴール裏から呼びかけられる声に、 照れて下を向く彼がいた。 そう。「帝王」という名が定着したのもこの頃(懐かしい・・)。 実は、とあるファンに「帝王」は止めさせろ、と泣かれた。 おかげで二派間に挟まる事になりそうでしたが(苦笑)。 当然のようにリーグのアシスト王に君臨。 昇格と優勝を決めた湘南戦、勝ち越しのCKを左右で続けたのも「彼」。 競技場には「臣民は帝王の前にひれふせよ」との幕が張られた。 もう、「京都の帝王」は特別だった。行く所敵なし。 ・・・その年の暮れのイベント。ファンに囲まれている彼がいた。 その名の謂れは聞き飽きているよう。 彼の疑問、それは・・・ 「で、俺はなんの帝王なんだよ」 そりゃまた哲学的な問いだな・・・ J1に戻り1年と数ヶ月。彼の出場回数は20回を超える程度。 出場”時間”からすると信じられない程のアシスト数。 でも、今年もレギュラーではない。 能力の高い選手が出場できないのは、 本人にとってもファンにとっても不幸な事。 8月下旬。京都の帝王は優作の待つ新潟へのレンタルが決まった。 しばしの別れだよね、帝王。また気が向いたらいつでも帰って来いよ。。 もし帰って来れないなら、 新潟にも帝王の臣民が増えて欲しい。 確か奴は顔に似合わず甘いものが好き。 フテブテしいようで小心者、ちと巻っ切れている奴ですが、よろしくお願いします。。 熱田眞。通称「帝王」 ゲームを支配する天性。 正確なフリーキックと類まれなるパスセンス。 右サイドもこなし、テンポのいいアーリークロスを支給。 (オフィシャルハンドブック)
|