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随筆
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2003年05月26日(月) 野良猫

職場に野良猫がいます。
体のほとんどは白、耳と尻尾と顔の4分の3が茶色。
瞳はブルー。
そしてちょっぴりおでぶちゃん。
野良なので、多少汚いですが、猫をこよなく愛する私としては、そんなみすぼらしい姿でも愛くるしいというもの。

しかし、この猫とっても臆病。
以前人間にひどい目にあったのでしょうか。
まったく心を許しません。

歩いていると、その猫を発見し、立ったままでは怖いかもと気を使い、しゃがんだ途端に一目散に逃げやがりました。
人間の一挙手一投足に敏感に反応する様です。
という事で、その猫に出会ったときはこちらもなぜか緊張。
少しでも動くと、彼(彼女?)の勘に触るので、うかつに動けない。
ほぼ静止状態でじーっと見つめる。

すると、猫ちゃんはちょっと安心したのか、目を恍惚とさせ、鼻をひくひくさせはじめました。
確かに今までお弁当食べてましたが、お弁当はとっくの昔になくなってる。
それがまたいつまでも止まない。
残り物とかあげたいけど、この会社がこの猫をどういう扱いにしているのか分からない。
追い出したいなら餌付けしたらダメだろう。
しかし、この微妙なおでぶちゃんっぷりは、きっと何かもらってる。
でも人間になついてないけど。

そんなことを考えている間も、終始鼻をひくひくさせる猫。
微動だにできない私。
仕事再開時間になり、事務所にこもって仕事をしていると・・・

入ってきた。
やーんかわいいーーーー♪♪♪
クーとじゃれるときに使う技に反応。
でも警戒。
でも気になる。なんか葛藤してる。

必死で彼(彼女?)とお近づきになろうと頑張っていたのに、物音がした瞬間に飛び出て行ってしまいました・・・。
そしてひょっこり顔を出す物音の犯人。
原因はてめえか、この野郎!


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