日勤でした。 昨日はK嬢に「明日は分娩ないといいなぁ」などとボヤいた私。 そういうことを言ってしまうと、願いは叶わなくなるものなのです。
そ、一番ではないけど二番目にうへぇって感じの勤務内容。
朝、病棟に行ったら進行者(陣痛や破水で入院してお産間近な方)ゼロ。 よしよし、とにこにこしていたら…。 35週(正期産は37週から。35週は早産)で、骨盤位(つまり逆子ちゃん)の方が破水(陣痛が始まる前の破水は赤ちゃんに胎内感染が起こるリスクあり)したとの情報が入りました。 骨盤位は、頭位(赤ちゃんはたいてい、頭を下向きにして子宮内にいます)う比べて、お産のリスクが高いのですが、経産婦さんだったし、35週で赤ちゃんも2000g以上ありそうだったので、経膣(普通の下から産むお産)かな、と思ったのですが、ドクタから説得(余計なことをしやがって!)されたらしく、帝王切開(おなか切って赤ちゃんを出すお産)に決定。 しかも、緊急です。 入院のアナムネとって、診察して、NST(陣痛の有無、赤ちゃんの心拍を見ます)とって、心電図とって、点滴つないで、手術の説明して、剃毛して、までは分娩係の私がやるのは当たり前なのですが、なぜかプレメデ(手術の30分前くらいに薬を投与(たいてい筋肉注射)すること)もオペ出し(手術室まで患者さんを連れて行くこと)も私がやって、そのまま私はベビーキャッチ(産婦さんのおなかから赤ちゃんを出すまでがドクタの仕事、生まれた赤ちゃんが元気かどうか診て判断するのは助産師(分娩係)の仕事)に入りました。 忙しいっつーの。 プレメデとオペ出しは、Y先輩がやるべきで、その間に私は手術室に入って手術着に着替えたりしなければならなかったわけで…。 でも、先輩に「おまえの仕事だよ」なんて言えるわけもなく…。 ま、このくらい忙しくてもミスなく、ひとりでできるんだな、ってことはわかりました。なので、よしとします。
そんなこんなで、生まれた赤ちゃん2100gくらいのちっちゃい男の子。元気でよかった。
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