デイズ
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2003年12月22日(月) 黒髪のマリア

仕事のあと、毎年恒例の病棟行事クリスマス・キャンドルサービスでした。
うちの病院、キリスト教系ではないんですけどね、ただのイベントみたいです。
しかも19時から練習で、20時本番ですよ。
あきらかに超過勤務ですが、もちろんそれはサービス残業。

私、あみだでマリアに当たってしまい、マリア役が決定していて、もう本当に嫌だったのですが、患者様の中には、長期の入院でこのキャンドルサービスを1ヶ月以上も前から楽しみにしている方もいるので、投げ出すわけにもいかず、腹をくくって本気モード。

先輩が30分以上もかけて、マリアの着付けをしてくれました。
セクハラでしょってくらいに、肩を出すので寒かったのですが、エクステンションつけて、ベールをかけて、イエスさま(赤ちゃんの人形)を抱っこすると、あらふしぎ。
意外と熱くて、汗もかきました。

真っ暗な中、聖歌隊がキャンドルを持って、「神〜の御子〜は♪」とか「き〜よし〜こ〜の夜〜♪」とか歌います。
それに合わせて、一歩ずつ歩いて(しかも衣装のせいでかなり小股)お部屋を回ります。
後ろにトナカイとサンタと聖歌隊を引き連れて、40分ほどかけて病棟を一周しました。
産科のお母さん方に携帯で写真を撮られたり、個室の方にビデオを向けられたり、婦人科のおばあちゃんに拝まれたり…。
かなりのアルカイック・スマイルで、顔が引きつりそうでした。

キャンドルサービス終了後は、スタッフの方の撮影会。
師長Mさんに、「今年のマリアさまは黒髪がすてきね。神秘的だわ」なんて言われて、ほっとしました。お世辞でも十分。
だって、歴代マリアは、毎年新人の中から選ばれているのですが、本当に美人で背の高い先輩ばっかりだったので。

その後、原付とばして帰ってきたら、汗が冷えたのか寒気が。
もう寝ます。

ゆそか