既に13日ですが、12日の日記を書き忘れたので、 ちょっと埋め草的な話題です。 とはいえ、埋め草にしておくのは ちょっともったいない気もするのですが…
静岡に住んでいた頃、お気に入りの喫茶店がありました。 放漫経営というよりは、マスターの商売っ気のなさが祟り、 残念ながら、ちょっと短命なお店だったのですが、 豆と水にこだわったブレンドは絶品だったし、 限定数(しかも1日種類だけ)のケーキも最高で、 お財布と相談しつつ、でも毎日のように通っていました。
ある日、私の相方が、 そのお店でこんな中年の女性を見たそうです。 彼女は、コーヒーに砂糖もミルクも入れていました。 入れていたんです。入れていたんですよ。 なのに、カウンター内のマスターに向かって こう言ったとか。 「今日のコーヒー、ちょっと甘いですね」 私はその話をそこまで聞いて、何の冗談だ!?と思いました。 が、驚くべきことに、マスターが答えるには、 「あ、わかる?豆変えたから」
「コーヒーの味がわかる」って、こういうことなんでしょうか。 ぜひとも現場に居合わせたかった…
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