2002年10月17日(木) |
携帯電話の使用緩和? |
東京・小田急線車内で、 いろいろな条件つきではあるものの、 携帯電話の電源ONや使用を一部認めるとか。
・心臓のペースメーカーを入れている人は、 優先席に座ってもらう ・マナーモードにする ・通話は×だけど、メールは○
まあ、こういうのが全部そろえばよかろうと、 こんな感じなのでしょう。
メールやりたい(不要不急)という人のために、 ペースメーカーを装着した人の座り位置・立ち位置が なぜに制限されにゃならんのでしょう。
優先席ってのもあやしい存在です。 「なんでもない」人が座っている場合の言い分で、 「そういう人(老人、身体障碍者、妊婦等)が来たら譲る」 というのもありますが、それがどんなに失礼なことか! 譲るなら優先席以外に座っているときにすべきで、 極端な話、どんなに混雑していても 優先席だけ「空いている」状態が 望ましいのでしょう。 (机上の空論であることは承知で言っているので、 言わせといてやってくださいませ…)
携帯の使用に関しては、その普及率上昇とともに、 いろんなものが、どんどんなし崩し的に 「まあいっか」になっている気がします。 次女のお産のときに、入院初日に同室になった人の御亭主で、 堂々と携帯電話で話している人がいました。 携帯の電磁波が、病院の機器にどの程度影響があるのかは 素人には正確にはわからないものの、 お腹に超音波で胎内の様子を見る機械を 24時間つけた人もいる病室でです。 「わからない」からこそ必要以上に慎重になっちゃうのが 素人というもんだと思っていた私には、 衝撃的かつムカツキ全開のシーンでしたが、 入院初日からケンカ売るのも何だし、 何度もその現場を目撃しているナースもドクターも な〜んにも注意をしないので、 「そういうもの」になってしまいました。 一応病院の入口には 「携帯・PHS等の電源はお切りください」 の看板はありましたが、 外来の待合ロビーで携帯を使っている人にも、 病院スタッフは誰1人として注意しません。 卑怯を覚悟でいえば、こういうとき注意すべきは あくまで病院スタッフであるべきだと思います。 だって、外来者や患者が「イケマセン」と言ったところで、 説得力あることが言えるでしょうか? どう悪いの?何も起こってないじゃん? 別にあんたに迷惑かけてないよ…などなど、 ある意味正論で返されるのがオチです。 (そんなに広くない空間で 軽薄な着メロをデレデレ聞かされるだけでも、 十分迷惑なんだけどなー)
実際、病院で(あるいは冒頭に話題にした電車内等で) 携帯電話を使っていたがゆえに起きた大きなトラブルを ニュースとして報じているのを見たことがありません。 「じゃあ大丈夫なんじゃないの?」 と思ってしまう人がいるのは仕方がないと思います。 何かあってからでは遅いのになー。
|