土曜日生まれは腰痛持ち

2002年10月30日(水) 本来なら「育児日記」に書くべき事柄ですが

現在NHK教育で、
ピタゴラスイッチという番組を放映しています。
中でも、お笑いコンビ「いつもここから」による
「アルゴリズム体操」は、
なかなか人気を博しているようです。
従来の子供番組の
「たいそうのおにいさん」風笑顔など微塵も見せず
(いや、それはそれで魅力ですが)
自分たち本来の芸風そのままに、
また、“アルゴリズム”の名に偽りなく、
ほぼ手順のみ無表情でこなしているさまが
大人にも受けています。

また、子供番組の定番であるオリジナルソングも
なかなか充実しているのですが、
その中で、「ぼくのおとうさん」というのがあります。
長新太さんだったかの絵本でもありましたが、
「自分」という存在は、見る人によって呼び名が変わりますよね。
わたし、娘、児童(生徒)、「○○さんのお嬢さん」などなど。
まあ、それのお父さんバージョンです。
ぼくのお父さんは、
「会社に行くと課長さん、
歯医者さんでは患者さん、
(このときのお父さん役の方の表情は、
「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」に出したい名演)

食堂ではお客さん、英会話教室では生徒さん、
ティッシュ配りの人から見たら通行人」

…というふうに、
1人の男性の1日を追ったものですが、
どうしてもツッコミたくなるところがあります。
というのも、このお父さんは、
どうやら営業系の業種らしく、
青い空の下を、汗をふきふき歩く場面があります。
そうかあ。営業の人は大変だよね、と思っていたら、
このお父さん、英会話教室で熱心に勉強もしています。
ああ、向上心あるんだなー、偉いなーと思っていたら、
そんなに忙しい1日を送っていながら、
なぜか、まだ日の高いうちに家に帰ってくるのでした。
一体、この会社は何時から始まるんだよーっ。
工場勤務だと、朝早くて夕方のうちに帰れるケースも
ありましょうが、そういうのではない。
となると、これは1日の出来事ではなくて、
「こんなこともあります」という日々の出来事を
少しずつ縫い合わせていったものかもしれませんが、
(そういえば、歯医者さんにもかかっていたしね)
それにしても、この人の帰宅時間は早い。

そういや、アニメの「赤ちゃんと僕」
「クレヨンしんちゃん」等々見ていたら、
季節にもよりますが、
“夕焼けの時間帯に帰ってくる”シーンがよくあります。
「サザエさん」ですら、結構暗くなってから帰ってくるのに)
でも、これってよっぽど田舎か職住接近かで、
ついでに言うと役所の住民課とかの窓口系勤務でもないと
まあ無理だろうなあ。
とはいえ、思えば私の亡くなった父も、
普通の民間会社に勤めていましたが、
日照時間が長い季節は明るいうちに帰ってきて、
「巨人の星」の再放送を楽しみに見たりしていましたが。


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