| 2005年06月10日(金) |
cross to you |
ふりおちくることばが つめたい 氷のかけらならきっと その場所でとける
やわらかなかたちをしていた 棘はどこにもみつからなかった けれど触れたら つめたいように ひりついた
あたしは遭いたい あのひとに遭いたい
際限のない夏の雪は 氷のかけらでふりそそぐ くちびるの端に こびりつきつもる塩の結晶 ぎらりとかがやいて 細胞片ひとつ 射抜いた
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ほら、そのみぞおちからこぶしひとつ奥のほう あかい実をたべなかった内臓がやわらかく 今日の日を食んでおります そのことばに耳をかたむけないでどこまで遠くへ 走れるかの賭けをぼくがあなたとしています
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はんぱなもののひきあわせ 折りたたまれる生地のかさなり 巨大な本屋さんの広大なフロア つったちながら見渡せば 無心にページをむさぼる横顔 真横からのばされてくる皺のよった腕が 奇妙で こわくて こわかった
ああここはどこだろう?
この夢をあたしは実行にうつさない だから今日もかばんをしっかりと腕にかかえて 道路の端をあるこう
落っこちてゆくのだとただひとつ つながれたらよかったかと 電話線をもてあそびながら朝に夜におもう かじりすぎて剥き出された 黒くて太かった一本の手綱
あなたがふらしてくれることばは ときどき、なにものにもなれないで あたしの上にふりつもる かわいた砂丘のすな遊び
あたしの笑顔でけりがつく
6月10日、夜 ma.��
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