ゆきへの日記
ゆきへ



 心にささっている物。

ここの所、私の心にぐっさりと刺さっている物がある。
それは「ある人の言葉」だ。
それは私に向けられた物ではなかったが、私の心の中にあった「過去に受けた傷」を思い出させる形になった。

ここの所、その言葉について考えている。
思い出すと、辛くて苦しくて悲しい。涙が出そうなほどに。
いった人は多分、それほどキツイ気持ちでいったんじゃないだろうとは思うのだが・・・
けれど拒否されたような、突き放されたような・・そんな言葉だった。
始めはただ悲しくて・・・けれど考える内に、何故悲しいかが分かった。
「私もいつ、同じように言われるか分からない」というのと「昔、私も言われた」というのがあったからだと。

その言葉で、私は私とその人との間柄がよく分からなくなってしまった。
その人の気持ちが全く見えない。

私達は・・・何処かですでに道を違えているのかもしれない。そう思えた。
このまま・・・何処までも遠く離れて行ってしまうような気すらした。

寂しい。
悲しい。
苦しい。

この心の刺はいつか抜ける日が来るのだろうか。
それとも、また一時期痛みを忘れ・・・刺を残したまま過ごしてしまうのだろうか。



誰か・・・・答えを・・・・
私は心で、そう呼び掛ける。誰へともなく・・・・・・

2002年10月31日(木)
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