マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 (日記) 著書「白く染まれ」(ホワイトという場所と人々)が面白い。


誕生日にダウアーがプレゼントしてくれた、以前から欲しかった著書「白く染まれ」(ホワイトと言う場所と人々)と言う本を今夢中で読んでいるところ。
分厚い本なので昨日から読み始め、まだ半分ほどしか読んでいない。

芸能人やらTV人やら文化人やらジャズ屋やらロッカーやらのそうそうたる著名人が、一度はそこを訪れ、皆が虜になったと言うその店の30周年記念に出版された本らしいのだが、ママさんが書いたと言う訳でもなさそうで、店に通う定連さんや常連さんがその店について書いたものの特集本である。
世の中にはもの凄いママさんが居るもんだなぁ・・・・・・と、読んでいて楽しくてならない。

当時親戚の家が四谷3丁目と4丁目の間にあり、そのホワイトと言う店もすぐ近くに有ったので、伯父や従兄弟がその店の大常連だったのは知っていて、従兄弟の話などから伝説のbarだと言う事で、その店で起きた数々の武勇伝などをたくさん聞かされていたので若い頃から興味津津だったのだ。

まだ私が東京にいた頃か、松本に来てからか東京に里帰りした時(その頃は私の母は健在で、中野で店をやっていたので)かは忘れたけれど、まだまだアタシが20代の頃、一度だけ従兄弟かなんか連れて行ってもらった記憶は有る。
まだ20歳そこそこのアタシには異空間過ぎて、その面々のあまりの凄さと狂乱ぶりに圧倒され、気後れし過ぎて早々に親類の家に逃げ帰って来た。

この前ネットで違う本を探していて、たまたまっその店の本が有ることを知り、読みたくて読みたくて仕方がなく、注文しようとしたのだが、ダウアーが誕生日にプレゼントしてくれたのだ。

この店のママさんは今でもご健在で西麻布でお店をやっているのだろうか・・・・・・?
冒頭部分に出て来るママさん像がクスリ笑える。

伊集院静香さんのコメントからなのだが…。

店をオープンしたばかりの頃、ある夜、独りで出かけた。
地下にあった店は予想した通り、素人の店その物で、客は呑んだくれ酔いどれの如何にも金払いの悪そうな男たちばかりだった。「おい、ミーコさん、こりゃダメだ。さっさと店〆ちまわないと家賃の払いと酒屋の未払いで大変な事になるよ」

「そうなんだけど、あの連中も可哀想で、他に行く店もなさそうだし……」

ーーコリャダメダ。

と思ってものの、昔からの馴染みだし、大人数の宴会があるとwhiteに寄った。ところが金を払う段階になると、こう言う。

「ねぇ、いくら取ればいいのぉ?」

ーーマスマスダメダ。



と・・・・・・。
アタシもいまだにこんな状態だから、なんか他人事とは思えなく、楽しく読み進めているのだが、いや・・・・・・ここのママさんって凄すぎる。
水中バレエをやっていた頃、良く劇団の先輩に連れて行かれた「青い部屋」の戸川ママの比ではない。


2011年09月01日(木)

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