にっき
nagi



 

何かを創る人が亡くなるということは、
その人の、これからの作品を見ることができなくなるわけで、
身近な人の死とはまた違った、衝撃を受ける。

今でも覚えている衝撃は、遠藤周作さんの死。
新聞連載の未完の小説。あれを最後まで読みたかった。
休載になり、わかっていつつも読めないという事実を突きつけられたとき、
何か一つ失った気がした。

シンガーソングライターの、早すぎる死。
顔を知ったのは、亡くなられたニュースを聞いてから。
曲は一つしか知らない、それもある人に提供されていた曲を聴き、
ある人が褒めているのを聞き知った人。
それでも、あの曲は私にとっては強烈で、その死は衝撃的だった。



そして、また一人。
漫画家さんの訃報。
この人の本は、私が本当に若いときに友人がハマっていて
借りて読んだ本。私は読めれば何でもOKというタイプだったので、
思い入れがそんなにあったわけでもない。
けれど、その当時、私たちの間で人気があった漫画家の一人で、
皆でまわし読みをしていた。
この人もまだ若い。まだまだ描けるものがあったはず。
そして、あの頃確かに私は読んだわけで・・・・・・。




ご冥福をお祈りします。

2007年02月13日(火)
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