田口ランディ 『アンテナ』 コンセントの次の作品。 みごとに進化していて、あっちの世界と、こっちの世界が、 自我の手綱のもと、しっかりと両立している。 まだ、統合している、という感じではない。 主人公はしっかりと存在している。でもまだ、その他の人々は 影が薄くて、ちからが弱い感じも受ける。 今後、どうなっていくのか、次が読みたい。 ストーリーも、この作家も。
とても、こころにすとんと入ってくる言葉がいくつかあって、 もうしばらく田口ランディからは抜けられそうにない。
田口ランディ 『昨晩お会いしましょう』 短編集。 強迫的なまでに性を通して、人間を描く。 親切な村上龍?性描写の先に伝えたいものが、 わかりやすく描かれている。 きっと、性は生なんだと思う。 性を十分に取り扱ったら、生が見えてくる。
このところこんなに田口ランディにはまったのは、 きっと、この穴ぐら生活から抜け出したいと、 私のいのちが、そう志向したからなんだろうと思う。
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