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■ 傘をさす 傘をささない、 蛇を踏んだ
どうしてあの人たちは傘をささないんだろう。こだわりがあるのかな。 と純粋に不思議だった。 今、少しの雨に我慢して屋根のあるところに入ると、頭の上を叩く音の激しさにはじめて、少しの雨ではなかったことに気付く。 いつのまにか、傘をささないほうの人種に属してしまったようだ。
やっぱり雨は嫌いだ、と、ある人は言う。 俺は俺で、どんどん雨が好きになっていく。 質感を増す世界。奥行きが強調されゆく、見慣れた両手の周りの空間。
意味ありげに見えてくる世界を、知ったような顔をして受けとめた気でいるのは、ひょっとしたら傲慢なことかもしれない。 雨が嫌い、ときっぱり言える人は、俺と違う見方で世界をつかもうとしているんだろう。
・・・山登りの途中の雨でなければね。
2003年07月04日(金)
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