煩悩のままに生きてます
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始まりはキュウリだった・・・
そう、100円玉のようなキュウリ・・・ アレで買い物をさせようとしたのが事の発端。
逆上したオネ〜ちゃんは俺に恋心でも抱いたかのように 携帯の番号を教えると囁いてきた。 しかし彼女の一瞬の動揺を見逃さなかった俺は 策に溺れるフリをして彼女の軍手にセミを仕込んでやった。
何故、その場にセミが居たのか?という疑問が生じてるのだろうか・・・ 偶然ではないのだよ。 俺様は常に非常時に備えて小物を携帯しているのだ(苦笑)
でもね、本当は誰に使うなんてのは決めてなかったのさ。 誰でもいいの_・)ぷっ
勝ち誇っていた俺に鉄槌が下る。 夜勤で出てきたら小物ロッカーにセミが無数に仕込まれていたのだ!
フツフツと俺の闘志に火が付いたよ。 俺は女だからといって手加減などしないのさ。 俺の組織力を甘く見てはいけない・・・・ 俺は作戦決行の日まで部下や同僚を使い工場近辺の昆虫や小動物を 集めるように指示を出したのさ♪
ぎゃははははははは _(__)ノ彡☆ばんばん! 集まる集まる。 セミ・クワガタ・カナブン・チョウチョ・・・ 珍しいところではスズメもいたね(笑) もちろん活きてるよ。 俺の嫌いな蛾もいたな。シイタケみたいなデカいのよ( ̄∇ ̄;)
さてさて、作戦を開始しようじゃないか! ま、これは喧嘩ではない。 あくまでも俺様のチカラってやつを一方的に示すだけだな。
とりあえず彼女の持ち物にはトラップを仕掛ける。 軍手、筆箱、ペン立て、専用ファイル、帽子・・・思いつく事全部にだ。 スペースのあるところにはこれでもかと昆虫を忍ばせてやったわい。
まさかと思う事も実行。 彼女の同僚を口車に乗せて俺達男子が侵入することのできない 女子ロッカーにも刺客を投入(笑) スリッパやロッカーの取っ手にもセミ(爆)
さらに社内メールという仕組みを利用し偽名で書簡を送ってやった。 中身はすずめ。 心配は無用だ、エサもちゃんと入れて空気穴も開けてあるからな。
そして一旦工場を抜け出し彼女の通勤車両にも細工(鬼笑) ガラスというガラス全部にテープでセミ。 そしてメモを貼っておいた・・・ 「お疲れ様、これでおしまいです」(笑)
で、彼女はどうなったと思う? 期待通りに社内アチコチでぎゃーーーーーー!!!って叫んでたよψ(`∇´)ψカカカカカ・・・
でもね、俺はヤリ過ぎたかな?とも思ったの。 エグイよね?やっぱ・・・ 次の日休むんじゃないかと心配してたけど、ちゃんと出社してた(笑)
俺様は謝罪の意味も込めて彼女の小部屋に潜入<ヲイ潜入かよ!
てか、あの女は無防備すぎる。 携帯電話も置きっぱだもん。 しゃーないわなぁ♪ カナブンをヒモで縛ってストラップにしてプレゼントしたよ。 更に彼女の机の電話も受話器と本体をテープで固定してあげたの。 コレは更に奥深いトラップがされていて、受話器のスピーカー部分には 両面テープを貼っておいたのさ。
で、彼女が帰ってくるのを待つ。 俺は知らん顔をして窓から外を眺める。
「何ぃ?もう勘弁してーなぁ」
俺はシカトして彼女の携帯を鳴らす。
「何やのコレ?」
カナブンを発見したらしい(笑)
「ごめんなぁ、もうコレで終わりにしようや、な?」
「本当にぃ?」
「あぁ」(笑)
俺はちょっと内線電話貸してなと言って隣の机から彼女に内線をかけた。 テープでグルグルになってるから彼女、超アタフタしてた(爆笑) 「もしもひぇぇぇぇぇ!!!」 _( ̄▽ ̄)ノ彡☆ばんばん! 両面テープが耳にくっついたみたい!!
俺はもう終わりにしようと思ったね。 このぐらいで勘弁してやろうじゃね〜か。
グッタリとした彼女に俺様は手を差し伸べ「ゴメン」といった。 「もうヤメてぇ〜な」 といって手を差し出す。
グっと握り合った手。
俺の手にはキュウリの輪切りが忍ばせてあったのさ〜〜〜♪
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