食堂には「今月の献立表」が貼ってあるのですが、あえて僕はそれを見ないのです。 毎食、出たとこ勝負の期待とスリル。 そいつがたまらなく好きだから。
朝、部屋に新しいおじいさんがいらっしゃいました。 看護師さんの話を聞いていないフリをしたり、ワザととぼけてる話し方がシャレてます。 これが、ちょいワルか。
医学部の学生の研修で、僕を担当させてほしいとの依頼があり、 「はい、よろこんで」とその場で快諾しました。 そこで、「また来ますね」と挨拶をされたきり、それっきり彼は現れなかったのでした。 また、いつでも待っているからね。 待っているよ。
それにしても先生達が忙しそう。これぞ月曜日。 検査以外はおとなしくたまった録画を見ていました。 ローマの休日、ザ・ノンフィクション、モヤモヤさまーず、NHK教育TV高校英語1…。 我ながら多岐に渡るジャンル。 高校英語1のエミリー・スノードン先生はいつも軽く芝居じみていて、どこかお茶目です。 落ちこぼれの僕を、がんばろうって気持ちにさせてくれます。 「だから先生、見ていてくれよな!」 と、思うのは視聴者の自由。
夜、最終最後の面会時間ギリギリに、幼なじみのお友達が抜き打ちでまさかの登場。 思わず二度見で確認。間違いない。 わずかな時間と分かっていながら、彗星のように顔を見せてくれたギンギラギンなさりげなさ。 ありがとう。
明日は暑くなるのかな。 それでも、あえて僕は天気予報を見ないのです。 そいつがオレのやり方。 さり気なく、生きるだけさ。 |