荷物をまとめて、スーツケースを転がして、外の世界に出た朝。 お世話になった皆さん、妙に慣れたベッドスペース、薄暗い廊下。 約3週間過ごした環境に、何とも言えない気持ちが残っています。 毎度の事ながら、「日常」とのギャップに大きく戸惑っています。
だから、サンハウスのスーツケースブルースを思い起こしながら、 「迷わないうちに早く、ここから出てゆこう。」
地元・埼玉にバックホーム。 約3キロ減ったボディからはマッスルもかなり衰退していたようで、全身が 震えていました。 もう、どうにもとまらない。
部屋の中で、現実の時間の流れとの狭間で、揺らぐ気持ちを抑えるのに精一杯。 そんな時でも近所から小学生が吹くリコーダーの音が聞こえてきます。 ピロピロと。延々と。これが日常。そうだ、これだ。
夕方、ふさぎこみがちな僕を友人のパンチ伊藤君が介助し、連れ出してくれ、前から予定していたハイスクール時代のドラマーの友人のライヴを観に行く事ができました。 僕はジャズの事は詳しくは分からないけど、彼の燃えるアティチュードを、情熱を、たしかに感じました。 彼の眼の光りがスポットライトのように、僕に何かを教えてくれているような気がしました。
明日も少しずつ、まっすぐ歩けますように。 |