■デイリー・ジャンボリー
なんという責任感 2011年07月25日(月)
吉野家で「牛丼、並盛り、つゆ抜き」を、カウンターの王さんにオーダー。
到着した牛丼をいただいていると、奥から、王さんではない店員さんが走ってきて、
「お客様、申し訳ございません。それは私が作りました。それはつゆ抜きではありません。」
と言って、彼は僕の掌に乗っている丼ぶりに手をかけました。
「いや、もったいないから別にいいですよ」
と答えた僕から、いよいよ丼ぶりを取りあげ、
「いいえ。大変申し訳ございません。」
と言い残し、作り直しに行ってしまいました。
このとき、箸を片手に残された僕を見て、王さんは何を思ったのだろう。
そして、それから間もなくして、完璧な程につゆ抜きの牛丼が到着しました。
厨房の彼は再度、深々と丁寧なおじぎをして、名前も告げずに去って行きました。
さすがは吉野家チェーンで最高の来客数を記録する有名店。
実績が裏付ける責任感。このクオリティ。
王さんは何事もなかったように、淡々と会計をしてくれました。
「380円でーす」
僕は、あの作り損じの牛丼に想いを馳せながら、「ごちそうさまでした。」と伝え、店を後にしました。
また来ますね。
ごきげんよう。


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