映画三昧...マリアンヌ・櫻井

 

 

ムーンライトマイル - 2003年07月08日(火)

私が2003年に見た映画でベストワンに上げた作品です。
(因にこれ書いてるのは2004年。日付は映画見た日。)

夜中に1度だけCMを見て、どうしても見たくなって無理して見に行った映画です。行って良かった・・・!!!

婚約者が死んでしまった。。。。
けれど彼女の親は知らない。亡くなる三日前に彼女と婚約を解消していた事を__________。



これがこの映画の主軸。


その話を親に告げようと思い、娘は近所のカフェで父親と待ち合わせをする。
けれど、父親がそこへ着いた時には、娘は銃弾に倒れてこの世の人ではなくなっていた。

毎日仕事場から見えるカフェ。
事件で割れたガラスはまだ割れたままで放置されている。
忘れたくても忘れられない。

父親の怒りと悲しみと苦悩。

そして葬儀に顔を出してくれる人達へのいら立ちを隠せない母親。

この母親の叫びが、物凄くリアルで泣けました。
大切な人が亡くなったシーンを描いた映画は沢山あるけれど、その後の家族をリアルに描いた作品は少ないと思う。
決して美化されてない作品。だからこそ、胸にきました。

婚約解消していた事を言い出せないまま、彼女の親と奇妙な同居生活が始まる主人公。
解消したとはいえ、彼にとっても大事な人だったんですよね。
だからこそ苦しい。

大作ばかりが映画ではないぞ。・・とこの映画は教えてくれます。
何だか懐かしいような、切ないドラマです。
派手な映画では決して無いけれど、文句なしの記憶に残る名作です。




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