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ココマデキタヨ日記
ユウマ
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2002年10月25日(金)
ローヌ河畔の星空

部屋がめちゃくちゃだ。
ひさしぶりに掃除をする。
キッチンをわっと驚くようなピカピカにした。
布団をポカポカに干した。
空気を入れ替え現実感を引き戻して、
日本縦走の旅以来やっと落ち着きを取り戻した。
シングルルームに一人暮しを実感。

夕方から神戸までLと出かける。
かねてからの念願、ゴッホ展を鑑賞しに行く。
ついにゴッホの絵とご対面できるかと思うと、
すでに感動の域に達してしまうのだ。
うひゃぁー!!
電車の中でもワクワクドキドキ!!

Vincent van Gogh。
彼の持つ感性の世界は驚異的な広がりだ。
力強いタッチの絵の具の連なりに、
封じ込められた時間。
絵の前に立つと絵に引きずり込まれるような感覚。
そして集中力を高め現実から引き離されて
絵と1対1になったとき動き出すキャンパスの中。
絵という芸術が創造するファンタジーのおもしろさを
大きな感動とともに体感する。

印象派に影響を受けながら独自の作風で書き上げたゴッホ。
初期の習作は初めて目にしたが、
ゴッホ特有の線の厚さ、太さ、力強さは最初から存在していた。
やっぱりゴッホの作品はいい。
日常風景を愛するその愛情が
絵の中のボリューム感に生き生きしている。

やはり絵は実物を見るに限る。
写真ではほとんど分からない絵の具の質量感、色彩の輝き
そして絵の実際の大きさ、迫力、立体感、雰囲気。
見た絵を後で写真を見比べてみても、
同じ絵であると思えないほど写真で見る絵はしょぼい。

大満足だ。
2時間かけてじっくり眺めたぶん、
頭の中に反芻できる。
『ローヌ河畔の星空』『桃の木』など、
アルル時代の1888年前後に描かれた絵は最高だ。
できるならば、『アルルの跳ね橋』『ひまわり』など、
ほかの作品も目にしてみたかった。

閉館まで居たので腹が減って
三ノ宮まで出て隠れ家ちっくな創作料理屋で夕食。
アンティークなでっかいソファーに座りいい気分。
けっこうアタリだ。
特に南蛮の唐揚げタルタルソースが絶品だった。

酒の後、さらに繁盛しているラーメン屋に行き
あっさりラーメンを食する。
これもかなりうまかった。

Feel so highでガタンゴットン終電で帰る。